【確定拠出年金】について今回は、今朝の日経新聞にも載っていました、「確定拠出年金」について書きます。「確定拠出年金(日本版401K)」の説明については、省きます。 今回の自民党税制調査会の改正案の狙いはどこにあるのか?(私の勝手な解釈です) ① 年金保険料の上限議論で明らかなように、年金給付金を抑えることは明らかです。 その対応として、年金給付に不安のある方は、確定拠出年金を使ってください。 その分、税制面で使い勝手をよくしますから、という目くらましというか、 目先をそらすという狙いがあると考えます。 ② あいかわらず低迷している、株式相場へのてこいれ、国債を消化するため。 確定拠出年金の大部分が、国内株式か国債に流れると考えられる。 特に、リスクが少ないと考えられている、国債を組入れる投資信託に流れると思われる。 確定拠出年金は、原則、年金給付以外では解約できない年金です。 ということは、拠出する人の平均年齢が、40歳としても、20年間は資金の流入が期待できます。 消化不足が懸念される、国債の受け皿として、確定拠出年金を使おうと考えているのでは? 確定拠出年金は工夫をすれば、もっと魅力的なものになると思うのですが、 自民党の方々には期待できないのですかね? どう工夫をすれば良いのかは、別の機会に書く予定です。 【確定拠出年金は魅力があるのか?】 私の会社も採用してますが、私自身は確定拠出年金には加入していないです。 その理由としては、下記の3項目です。 ① 20年以上も解約できない。 ② 転職・独立等で、個人型に移行したときに発生する、管理費用(約1万円)が高い。 ③ 手数料・税金等のデメリットがあっても、自分で運用したほうが良いと判断した。 【じゃ、確定拠出年金は、存在理由がないのか?】 そんなことは、もちろんないです。 以下の条件に該当する方は、ぜひ加入されることをお勧めします。 ① 取扱商品の中に、自分でも購入したいと思える商品がある場合。 (メリット:販売手数料がかからない) ② 自分で運用すると、どうしても途中で解約してしまい、残すことができない。 年金給付時まで解約できないことに関して、OKな場合。 (メリット:年金給付時まで解約できない) ③ 確定拠出年金に拠出した金額を、あてにしないでも大丈夫な場合。 だいたいこんな感じですが、これはあくまで私個人の見解です。 私も10年後に加入する機会があれば、加入するかもしれません。 確定拠出年金も、あくまで投資商品のひとつだと考えて検討してください。 決して無条件にバラ色の商品ではないことは確かです。 ご自身のライフプランにマッチした場合には、ぜひ加入してください。 この件に関して、皆様がどのようなお考えなのか、非常に興味があります。 もしよろしければ、ご意見をお聴かせてください。 よろしくお願いします。 |